iMac, iLife '08, iWork '08をいじってみての感想

昨日発表された製品群を見にアップルストア渋谷まで行ってきた。

iMac

アルミの質感とガラスのディスプレイは結構自分の好みに合っている。黒い縁はあんまりいけてないのかと思ったけど、実査に見るとなかなかいい。欲しくなりそうだけど、Leopard待ち。あと、MacBook Proを買ってもらえるという謎の契約があるので、自分で買ったMacBookとあわせて増えすぎてしまうのでたぶん買わない。

iLife '08

iPhoto

イベント以外そんなに変わっている感じはしなかった。少なくとも.Macに入っていない自分にとっては、あんまり関係ないような気がする。

iMovie

メインでいじくった。Apple自身が言っているように全く別物のアプリケーションになった感じがする。一番気になっていたのは、MPEG-2への対応で、QuickTime MPEG-2再生コンポーネント相当の機能が同梱されているのかどうか質問したのだが、さすが情報統制が厳しいAppleなのか本社採用の直営店の店員でもiLifeをさわったのは昨日が初めてらしく、「ぶっちゃけ全然情報がなくて分かりませんねー」と言われた。まあ、半ば予想していてあえて質問したという面があるが。
触ってみて一番の感想としては、今までのiMovie HDと比較して、簡単にビデオ編集を行うと言うことに力点が移っていて前よりも自由度が減っているいう印象。トランジションもワイプが上下左右でそれぞれ別になっていて、一見すると個数が多く見えるが実は少ない。文字も従来よりも設定できる動きが減っている。あと、ビデオFXはなくなっている。テーマを用いて、オープニングやチャプターの区切りを入れたかったりするというのも触った限りでは出来ないようであった。また、プロジェクトの設定をしなければトランジション個々に継続時間を別に設定できなかったりもする。
と、ここまでは自分にとってネガティブなポイントを挙げてみた。逆に、ポジティブなポイントとしては、色補正が出来るようになっていて、自動補正もありiPhotoチックな黒パネルで直感的なのでよい。実はビデオFXで色調補正していたのよりやりやすい。また、Final Cutの技術が取り入れられたのか、レンダリングを行わなくてもトランジションやタイトルを設定してリアルタイムに確認できるのは作業効率が上がるのでうれしい。トランジションやタイトルのプリセットが減っているけど、実際はそんなに使わないのが多数あっただけのような気もするのでそんなに問題がないのかもしれない。どっかで、書き出しは出力のタイプによって自動的に決まるとか書いてあったけど、従来通り、QuickTimeムービーとしての書き出しで細かくCODECとかも指定できる。気になったのは、共有メニューにiDVDがなくなっていて、iDVDにプロジェクトを送る方法が見あたらなかったこと。

GarageBand, iWeb, iDVD

全然見てないので分からない。

買うかどうか、迷うところ。iMovieのプラスとマイナスをどうとらえるかによるのか。AVCHDやDVDカムにも対応していて、そういう意味ではアドバンスがあるのだが、自分はAVCHD持っていないしねー。自由度がないのを考えるとFinal Cut Express HDのバージョンアップ待ちかなあ。Final Cut Studio 2が出たのでそろそろ出るのではないかと思っているのだが。そうじゃないと初級者用はAVCHD対応、プロ用FCPも対応なのに、Expressだけ対応してないからね。

iWork '08

Keynoteには待望のパスに沿って移動する機能がついたのと、インスタントアルファが便利そう。細かい点だけど、フォーマットバー?(名前忘れた)はよく使う線や色、センタリング、右寄せ、左寄せのような設定をいちいちインスペクタを切り替えることなく使えるので生産性向上に繋がる。Numbersはちょろっと触っただけだけど、使いやすそうな雰囲気。Pagesは持っているのに使わないからか、店でも触ることなく終了。何にしてもこれだけのソフトで9800円は安い。MS Officeがぼった食っているのが丸わかり。インポートの互換性はそれなりにありそうだし、ほとんど買うこと決定。